反社会的思考のススメ

【反社会的】[形容動詞]社会の道徳や規範から大きく外れているさま。 道徳、常識、法律、そういうものを超えた考え方を勧めたい。…勧めたかった。多分2019年11月は真面目に更新できてます。ブログ名詐欺な気はしないでもない。最近は毎日更新してるから仕方ない。 ←何言ってんだこいつ。数年後に見たらむっちゃ恥ずかしいこと言ってんな

「犯罪じゃないなら何してもいいだろ」の意味

「犯罪じゃないなら何してもいいだろ」みたいな言論を(自分自身で言ってるのを含めて)よく見るのだがその意味を誤解している人が多い。

例えば「何らかの抜け駆けをした人に対する非難」に対する批判として「犯罪じゃないならいいだろ」を言うことがある。(不倫が分かりやすいか)

 

このセリフは文字通りの意味もあるのだがそれだけでは無くもう一つの意味として、「お前が糾弾している対象は絶対悪じゃないぞ。なぜなら公的には罰せられないからだ」という意味合いを含んでいる。

 

要するに己が絶対善であり、糾弾先は絶対悪であると言わんばかりの態度が気に入らないと言っているのだ。

 

夫が不倫した場合であれば、それは法的に罰せられない以上、公的な糾弾理由にはならない。民事では損害賠償などもあるがそれは妻の合意を取っていなかったからであり、合意の上あれば何ら問題はない。(そもそもそれを不倫=反倫理と言えるかは疑問だが。)

 

つまるところ、不倫の罰則を決めるのは妻であり、民事裁判所なのだ。不倫を問題視すること自体は構わないが、それがさも糾弾されて当然のように思うのは思慮が浅い。

(なお、言うまでもなく民事裁判に負けても前科は付かない。民事裁判は単に調停の道具だからである。なので民事裁判で負けたことを根拠に批判するのは間違っている。そもそも勝ち負けが明白では無いし。)

 

犯罪をしていないのに議論する気もなく相手が悪だと決めつける姿が滑稽で鼻に着くと言うことだ。

 

 

(なお仮に犯罪をしていたとしても十分善悪の議論の余地はあることには留意。)