人の不幸は笑っても構わない。
なぜなら他人の不幸を笑っても誰も迷惑しないからだ。倫理的に問題なのは他人を不幸にすることであり、自分が笑うことになんの問題もない。
本人の前で笑うのならともかく、内心で笑う分には誰も気付かない。友達の前で笑うのは控えた方がいいだろうが…。
人はものを相対的に考える特性を持っており、それゆえ他人を不幸を自分の幸福にするのもある程度は致し方無い。他人の不幸を喜ぶ自分を責める必要は無い。もちろん努力で多少は改善できるだろう。だがそれなら他人の不幸を喜ばないようにすることよりも他人の幸福を喜べるようにする方が良い。他人の不幸を喜びつつ幸福も喜ぶなんてあまりに不合理だが、そもそも感情は理屈で測れないから感情なのであり、そんな不合理も十分に可能だ。(というか自分がそうである。)否定的な願望よりも肯定的な願望の方が叶いやすいというのもあり、こちらを推奨する。
そもそも人の不幸を笑うの言うのは一般に認められた娯楽の一種であり、十分に親しい関係の友人同士であればそれは「煽り」と言う形で現れる。…つまり「やーいやーいミスってやんの〜」と言うアレである。お笑いにしても他人の不幸を笑うことを前提としたものも多い。
人の不幸を笑う人は競争心が強くなりやすく人の幸福を笑える人は人情が強くなりやすいが、競争心も人情も人間に必要なものであり忌み嫌う必要は無い。もう一度言うが、他人の不幸を喜ばないようにすることよりも他人の幸福を喜べるようにする方が良いのだ。