目次
骨子
「こっし」または「ほねこ」とも。
マインクラフトVer.1.15で追加された子供版スケルトンの通称。
火力は低いものの弓の連射が速く、偏差射撃をしてくるのに加えて高い機動力でこちらの弓を避けてくる曲者。
しかも攻撃を受けると普通にノックバックしてしまうため他のエネミーと同時襲いかかられた場合一瞬で詰みまで持っていく妨害性能を誇る。
なんでマイクラの敵はみな子供の方が強いんだ…?
という上記の説明は全て真っ赤な嘘。
「こっし」としか読まない。話の要点。または最重要な一点。
かなりの割合で自分が意見を言う時は「要約すると…」とか「まとめると…」とかばかり使ってて軽やかでない雰囲気が出ていたところに現れた救世主。
「骨子がきちんとしている」などの言い回しが自然に使えるので他人の意見を品評する際にも強い。こう言う言い回しはアクセントとして取り入れていきたい。
それで時たま「つまりこの部分が心臓部なのだ」とか「私の意見の要はここにある」とか言えたらチョーかっこいい。
盲目的に
「恋は盲目」とはよく言ったものだ。
なぜなら。
私が未だ恋をしていない理由を「私の目はちゃんと見えているからだ」と納得させてくれるからだ。
私が恋をしていないのは私の目が正しいからであり、恋をしている全ての人の目は爛(ただ)れて赤くなっているに決まっているのだ。*1
何はともあれ、盲目、という語は「夢中」「妄信的に」「むやみやたら」の比喩で用いられる。
「盲目的に」に続く単語と言えば「従う」だろう。
だがちょっと待ってほしい。
実際のところ盲目の人は何か誰かに付き従って、依存して生きているのだろうか。
障害者に対する公的補助が広まっている今日、別に日常的に誰の助けも借りず生きて行くことだってできる。
盲目だからといって誰かに依存しないと生きていけないなんて発想は前時代的だ。
よってこれからは「盲目的に」ではなく「ニート的に」と呼ぼうではないか。
憧憬
しょうけい、と読む。大体文語でしか使われない。憧憬の念を抱く、憧憬の眼差し、憧憬の路、憧憬のその先へ、などと使う。
でも慣用読みで「どうけい」とも読むらしい。
ああ、うん、分かるよ。憧憬の憧の字を「どう」って読みたくなる気持ちは分かる。
でも「しょうけい」だろ〜。どうけい より しょうけい の方が何かこう、儚さというか思いの淡さが滲み出るだろ〜と思って調べたら文学作品中ではどうけいの方が2倍使われてるようです。
読み方(ふりがな) | 割合 |
---|---|
どうけい | 29.1% |
あこがれ | 26.9% |
あこが | 21.4% |
しょうけい | 15.9% |
しようけい | 4.9% |
あくがれ | 1.1% |
あくが | 0.5% |
…いやそれ以前に、憧憬〈あこがれ〉って読むのかよ。
それもまあ百歩譲って許すにしても憧憬れ〈あこがれ〉もあるのか…。
あこがれで憧憬れって書くのは流石に——
…?あれ。
「あこがれ」で変換してなんで「憧憬れ」が出てくるんだ…!?
え、なにその 「せんたっき」←何故か変換できる みたいな。
最近の変換、カバー範囲が広すぎでは…?
いどく(←いや、意読は変換できないのかよ!!)の変換で許されてるのは「身体(からだ)」までだよねーと思ってた自分がおかしいのか。
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*1:「ただれ目」という病気が実在する。もちろん、「爛れた関係」という語彙とのダブルミーニングのつもり。