「早寝早起き朝ごはん」ってよく言いますが、別に人は早寝早起きをすればするほど健康になるわけではありません。
遺伝子によって理想的な睡眠時間や就寝時間は決まっていて、それより早寝早起きしても逆効果です。
(さらにいうなら朝ごはんの効果も疑問視されてるので早寝早起き朝ごはんというキャッチフレーズは全てが欺瞞の可能性が…)
代表的な遺伝子タイプは次の4つです。
型 | ライオン型 | クマ型 | イルカ型 | オオカミ型 |
傾向 | 朝型 | 昼型 | 夜型① | 夜型② |
人口比 | 15〜20% | 50% | 10% | 15〜20% |
理想睡眠時間 | 7h | 7h以上 | 6h | 7h |
理想就寝時間 | 22時 | 23時 | 23.5時 | 0時 |
理想起床時間 | 5.5〜6時 | 7時 | 6.5時 | 7.5時 |
集中できる時間 | 8〜12時 | 10〜14時 | 15〜21時 | 17〜0時 |
※理想就寝時間に寝て理想起床時間に起きても理想睡眠時間にならない場合があるけど知りません。仕様です。
各タイプの性格としては、
ライオン型:楽観的・現実的
クマ型:親切
イルカ型:知性的・神経質・完璧主義
オオカミ型:創造的・感情的
という感じらしいです。
これを見て驚いたのが思ったより理想就寝時間が近いな、ということです。
朝型と夜型で2時間しか差が無い。
午前1時以降に寝てたら遅いってことですね。
超朝型と超夜型
ところで人口比の欄を見ると合計が100%弱です。はい。例外があります。
極端な朝型は、睡眠相前進型=ASPT (Advanced Sleep Phase Type)、
極端な夜型は、睡眠相後退型=DSPT (Delayed Sleep Phase Type)
という症例名(病名?)が付けられています。
遺伝子など、先天的要因で分類される理想的睡眠の型のことをクロノタイプというそうで、詳しいことがこのPDFにあったので載せておきますね。
http://chronobiology.jp/journal/JSC2012-2-068.pdf
完全に余談ですが、学校の始業時間を遅らせたら生徒の学力が上がったとか夜型人間ほど鬱病になりやすい(ただし朝型社会に合わせた無理な生活リズムのせいなのか夜型であることそのものがリスクなのかは不明)とか結構興味深いです。
超朝型は20時〜4時の間寝るのが最適で、超夜型は2時〜10時の間に寝るのがいいらしいです。(だいぶ雑な計算ですが。)
また、超夜型は目覚まし時計や家族などで刺激を与えても全く目が覚めない “sleep drunkenness” と呼ばれる状態になることがあるらしいです。かなりホラー。
体験談見ても普通に日常生活遅れてないやん。病気じゃん。
まあ、つまり世の中には正真正銘の夜型人間ってのがいて、そういう人は体内時計がずれてて夜更かしした方がいいってことです。
なので皆さんもどうしても早寝早起きができないならそういう体質なのかもしれません。
まあ8割型の人はなんとなく夜更かししてるんだろうけど。
参考までに朝型か夜型かを判別するサイトのリンクを載せておきますね。