はい。皆さんこんにちは。大弟です。
なんか勉強したりブログ書こうとしたりしようとしてもつい遊んでしまって後悔してしまうことがよくあります。そして「明日こそは頑張ろう」と思っても結局出来ないのもよくあります。
まあみんなも同じようなことは体験してると思います。してなかったら東大生。
まあそんなこんなで独自にやる気を出す方法を模索して見つけたのが
ポイント制ToDoリスト
です。
↑こんな感じの奴です。
まあ見たらわかりますね。「①郵便物整理」とあるので郵便物を整理したら1点。「(n) n記事」(上から4行目)とあるのでブログを2記事書いたら2点です。( n は任意の自然数)
6点で目標達成ですね。
で、この方法がいかに秀逸かを話しましょう。
ToDoリストとスケジュール表の中間
まず始めに、人はどう行動すれば最も効率的かの話をします。
「1440分の使い方」という本の内容を意訳すると
ToDoリストはクソ。全く生産性が上がらない。生産性を上げるならスケジュール表でいつ何をするかを完全に決めてしまい、その通りに生活すべき。調査したらそんな結果が出た。
ということが書いてあります。
なぜToDoリストがクソかというと「ToDoリストの項目の41%は永遠に終わらない」「未完了のタスクは自分の意思とは無関係な侵入思考(訳注:突然浮かぶイメージや考え)を引き起こす。」からだそうです。
つまり「いつか◯◯しなきゃなー」という考えが頭の中に残ってそれが効率を低下させるのです。
あれもしなきゃこれもしなきゃという行動の乱れの一切を排除するためにスケジュール表を作り、完全に何時に何をすると決めてしまえば効率を最高の状態にすることができる…らしいです。
それができりゃ苦労しねーよ!!!
無理だわ。スケジュール表作るのはいい。だが急のイベントが入ることなんていくらでもあるし、そもそもモチベが持たない。 出来ないから苦労してんだよ!!!
実際やると無理。15時ごろからずれてきたり面倒臭くなる。著者は社長とかいう完璧に人生のイベントをコントロールできる立場にいるから大丈夫なのであって一般人にとっちゃとてもじゃねえが出来ない。それが現実。
つまりスケジュール表は努力できる人間や十分な立場を手に入れた人間がより効率を求めて行うもので、努力できない一般人がやれる類のものではない。
かといって普通のToDoリストは意味がないことはデータで示されている…
というわけでなんとかしてその中間の妥協策を練ろうと思いました。
スケジュール表
・成功し続ければ最効率的
・失敗しやすく、しかもそれが尾を引く(継続しにくい)
ToDoリスト
・好きな順番に行っていい
・やり残したことが多いと効率が落ちる
・失敗もクソもない
・その代わりモチベが出ない
これを見るとスケジュール表とToDoリスト、この2つのタスク管理法は真逆のものだと分かります。
じゃあ抽象的に考えてこの二つの何が真逆かというと、選択肢の数です。「一択」がスケジュール表。「無限択」がToDoリスト。
ところでジャムの実験だかジャムの法則だか言われているものがありまして、要するに「選択肢が多すぎると人は選びたく無くなる」というものです。
それが2つのタスク管理法の差になっているわけですが、つまり簡単です。「一択」と「無限択」の中間を取ればいいのです。
要するに数択から一つを選んで実行するタスク管理法があればいいとこ取りができると自分は考えたのです。
それがポイント制ToDoリストです。
ポイント制ToDoリストとは?
こんな感じに毎日目標の内容と点数を決めて実行します。
「①郵便物整理」とあるので郵便物を整理したら1点。
もし「②本一冊」とか書いてあったら本を読んだら2点貰えます。
で、合格点が6点です。
「①目標」とは、翌日の目標を考えて書いたら1点貰えるという事です。この白板見たら分かるけど1日の目標とか書くの10分もかからないんでお手軽に1点貰えるのでお得です。
…いや、マジでお得。この方法使ってるとマジで「明日の目標って決め得だよな〜」とか思うようになります。意味わからん。
ちなみに概ね1時間以内で終わるのを1点、2時間以内で終わるのを2点…とつけてます。なんでこの頃(1/21)の自分、記事一つ書くのに2時間かけてるのに1点しか手に入らないようにしてるんだ…。もっと早く記事書けるようになりたい。つーかこの記事ここまで書くだけで2時間かけてるけどまだまだ終わる気がしないんだけど。
ポイント制ToDoリストは以下のような特徴があります。
・それなりに効率的
・失敗しにくく成功体験を積みやすい(難易度調整が楽)
・失敗してもリカバリーが楽
・好きな順番でタスクを行える
以上がスケジュール表・ToDoリストと比較した点で、固有のメリットや特徴として
・「行動」以外も目標に出来る
・「目標を決める」という目標が使える
・短時間で終わる目標を達成しやすい
というのがあります。それぞれ説明しましょう。
それなりに効率的
一択ではないものの、数択なのでそれなりには効率的になります。
テスト3日前まで遊んでたのにテスト前日だけ徹夜してでも勉強するってのは良くある事ですが、それだけ「締め切り」の効果は凄まじいです。
ただのToDoリストはいつまでに◯◯をするという制限がないので効率が上がりませんが、毎日締め切りがあるポイント制ToDoリストは効率的です。
失敗しにくく成功体験を積みやすい(難易度調整が楽)
一択じゃないので失敗しにくいです。何か行動を一つ間違えても突然謎のイベントが発生しても全く問題ありません。
そして目標の点数を変更することでいくらでも難易度調整が可能です。
人間は行動の9割を惰性で決めるので「努力する癖を付ける」のが極めて大切です。
そのため、なんとか努力するのを当然の人生にして行く必要があります。それには成功体験を積むのが大切なのですが、難易度調整が極めて楽なのでぶっちゃけどうにでもなります。
失敗してもリカバリーが楽
一度努力する癖をつけてもなんか事情があってノータッチの時期があると割と怠けだします。自分も2回ぐらいある。
でもこの方法驚くほどリカバーが楽です。
1週間で大体全盛期手前ぐらいまでリカバーできるのは普通に強い。
やり方は簡単で目標点を1点(翌日の目標を書くだけで達成できてしまう)から初めて2点、3点…と増やして行くだけです。調子によっては同じ点数に留まってもいいし、ぶっちゃけ毎日翌日の目標を作る段階まで行ければ勝ちって感じです。
好きな順番でタスクを行える
言うまでもなし。説明不要。言語道断。
「行動」以外も目標に出来る
例えば「①フォロワー10人増やす」とか「①7時までに起床」とかやったわ。スケジュール表ではない方法でこう言う行動に定量的な意義を持たせられるのは秀逸。
ただ、一つ言わせてもらうと「①7時までに起床」だと二度寝するので「①7時半までにお茶を飲む」とかにした方がいい。
「目標を決める」という目標が使える
写真にもあるけど「①明日の目標を決める」は絶対入れた方がいいです。
少なくともこれをやる限りは「目標を達成しようと言う意思がある」ので。
これによって循環的に、再帰的に目標を達成し続けられます。
短時間で終わる目標を達成しやすい
割と重要です。このシステム、1時間以内で終わる目標で1点貰えますが、つまり20分で終わる目標を3つやるだけで3点貰えます。バグっぽいですが仕様です。
「選択肢が少ない方がいい」関係で、早く終わらせられる目標は早く終わらせるインセンティブ(動機付け)があった方がいいです。なのでこのような仕様です。
実際使って見てどう?
少なくとも「一般人が毎日それなりの努力をする」ための方策としてはクッソ優秀ですね。
天才じゃない人ならとりあえずやっとけ。
兎にも角にも何もやらなくなる人生だけは絶対に回避してやると言わんばかりの失敗のしにくさとリカバリーのしやすさに特化したタスク管理法です。
人生のモチベーションという概念を生み出し、それを十分以上の水準で運用ができるのは強い。
長期的に続けば努力できる量も増えて行きますので成長性もあります。
ご褒美とか罰とかポモドーロ法とかその辺りを併用するとかなりハイスペックに立ち回れそうです。
P.S.調べたら先駆者いるやん